【無料記事】FOMC前、6月10日(月)のマーケットから探知する事~今後も華を謳歌する事の肝

米株アウトライヤー2023

きょうのお話はマーケット

FOMCがどうです、こうです。金利がどうした、こうした、ドットプロット(金利予測分布図)があ、フォワードガイダンスがあ、というのは、また、委員会(FOMC)を迎えて、それが終わってからやりますね。

 

今日のお話は、とにかく、マーケット。

 

リスク要因として、何を気を付けて、何を意識しておかなければならないか?それについては、ここのところ述べて来ました。

 

華を謳歌する時(マーケットを強気に見る時)、当然、リスク要因は意識しておかなければならないのですが、今は、華を謳歌しておりますので、ですね。

さらに、華を謳歌するつもりでやっております。

具体的なS&P500のインデックスレベルにつきましては、週末に記したブログの中の添付ブログの中にも記してございます。

常に、申し上げておりますが、リスク要因を述べる中におきましても、これまでも、そして、今も、僕の目線、スタンス、姿勢に、これまでから、いわゆる年初から、なんら変更はございません。

今日は、マーケット、株式市場のお話をさせていただくにあたりまして、FOMCも踏まえて、今後も、華を謳歌するため、華を謳歌する事の肝について述べます。

華を謳歌する~という言葉の意味は、僕の中で、マーケットを強気に見ている、強気相場を謳歌するという意味です

マーケットのバリュエーションと企業利益、業績

僕は、年初来、今年は、想像もつかないようなバリュエーションがつくと良いですねえ~、などと述べて参りました。

コーポレートアメリカ、S&P500で述べます。

今、S&P500のバリュエーションを見ますと、まあ、ち~っと、(過去の平均と比べて)高めかなとは思います。

 

マーケット、アメリカ(米国)の株式市場というのは、バリュエーションで走る局面と業績、企業利益での期待で走る局面とがあるわけですね。

今、そのどっちなんですか?

と言いますと。

ここがポイントなんですね。

業績、企業利益への期待への局面ですね。

 

そして、企業利益の伸び、ここへの期待は持てると思っております。

そういう意味でのマーケット、強気相場、ブルマーケット継続、そういう風に思っています。

これは、FOMCどうしたこうした、とは、またちょっと別のお話でもありますね。

マーケットの中身、業績、企業利益、これには期待を持っています。

つい先日も申しましたが、今年から来年にかけての業績の伸び、企業利益の伸びの期待は、2ケタ増、見込めそうですね。

ここから、考えますと、マーケットまだまだ、走れる、上に行けいる余地があると思って見ています。

 

その際に大事なのは、それ(中身)を取り囲む環境ですね

見るところのポイントを絞って、来たるべき委員会(FOMC)も見るつもりでおります。

 

この中身を取り囲む環境を見る時のポイントは

これは、もちろん、委員会(FOMC)を見る時のポイントでもありますね。

その都度、このブログで、マーケットのポイントになる日、そのポイントになる日には、それを述べているつもりでおります。

そのことが、皆さまに伝わっております事を切に願っております。

たとえば、直近では、5月31日。

PCE(米個人消費支出)の発表があり、マーケットは、チャート上では、なが~い下髭を引いて、戻り、上昇に転じましたね。

僕には、チャートを見ながら、アメリカ株を語るという習慣はあまりありません。

ただ、この日は、マーケット上々、と見る、ひとつの直近の起点だったと思っています。

そして、たとえば、委員会(FOMC)前の月曜日、6月10日のマーケット。

S&P500で見ましても、上昇に転じていますけれども、これ、皆さま、どんなことをマーケットが期待していると思いますですか?

僕は、ですね。

FRBの景気抑制的な政策の緩和、緩和期待、これが、中身を取り囲む環境であり、これをマーケットは期待しているんだろうなと委員会(FOMC)を前にして、思っているんですね。ここが肝。

 

なぜそう思い、考えるのか?

FRBの政策が、景気抑制的ではない、ですとか、これからFRBが、採る”べき”政策は、金利を引き上げることだ、ですとか。

こういうの、年がら年中、警戒ばっかりしている、悲観的な弱気派が好きそうですね(笑)。

で、僕は、そもそも、

ある、べき、論に、全く興味ございません(笑)。

常々、述べております通り、こういう論理や見立てと全く組しておりません。

 

大事なのは、パウエル議長の副官、補佐官的に役割をお果たしになっておられるNY連銀のウィリアムズ総裁のご発言、いつも、このブログで、述べておりますね(笑)。

FRBの政策は景気抑制的。今年、下半期にかけて、インフレは抑制されて行くであろう

 

当然のことですが(笑)、今、金利の引き下げ局面が、実際に、現実に始まっているわけではないですね。

 

まずは、期待、その期待を持てるところが華、ですからね。

 

適温経済の中で、期待を持てるところ、それが華。

景気抑制的な政策が緩みそう、そこへの期待。

 

どうして緩むのか?

それは、先週から週末にかけて、中立金利と政策金利ということで、具体的に、ご説明して参っておりますね。

 

マーケットにある、緩む、緩むことに対する期待。

で、

5月のFOMC直後のパウエル議長のご発言を忘れないでくださいね。

FRBが金利を下げるのは、インフレ抑制が抑制されている事であり、失業率の数字が鈍化した時であり。

5月の時、このご発言から、翌日の雇用統計の鈍化で、マーケット上昇、おいしい、デリッシュなマーケットでしたね。

 

6月、失業率は、4%打ちましたね。

 

初めて4% を打つと考えたところから、途中の経緯は、別としても、4%打つのに1年かかっていますね、とこのブログでご説明いたしました。

3.9%、4%と鈍化傾向にありますね。

 

ウォール街各社、最初の利下げに関して、様々に、予想がございます。

僕は、最初の利下げ時期を、11月や12月ではなくて、7月31日から9月18日に修正させていただきました。

その理由は、

・高いをより長くを引っ張り過ぎると、ソフトランディング後の軌道が壊れる

・パウエル議長のご発言、失業率の鈍化は利下げの要因であり、もちろんその中心要因である。

・NY連銀のウィリアムズ総裁のご発言、

今年下半期にかけて、インフレは抑制されて行くであろう

ですから、景気抑制的な政策は、緩和されるであろうと考えるのが理にかなっていますね。

こういう事から、そう遠い先(11月とか12月とか)ではなくて、9月18日が最初の利下げの時期となるのではないか。これが、僕の見立てなわけですね。

 

で、

先日も述べましたが、最初の利下げの時期を当てることにポイントなんてないですよ(笑)。

 

いつも、申しておりますが、

マーケットがどう反応するのか?

それにどうついて行くのか?

それが、ポイントなんですからね。

売るのか、買うのか?どうするのか?

 

常に、ここに話がつながりませんと、退屈な事実の羅列と退屈な解説、情報拡散、それ聞いて満足、みたいな、独りよがりで終わってしまいます(笑)。

 

このブログは、皆さまとアメリカ(米国)の株式市場を見て行くことにポイントを置いてございますので、ですね。

 

僕は、今年になって、これまで申し上げて来ております通り、そもそも、売りの目線なんて、一度も持ったことがございません(笑)。

もちろん、リスク要因を頭に入れながらですね。

6月10日月曜日のマーケットを見ましてもね。

マーケットにあるのは、

景気抑制的な政策の緩和期待ですね。

僕は、それを、今、マーケットを見ながら、感じておりますところでございます。

 

 

その心は、、、、、

 

地政学的リスクのアップデート、米3年債の入札結果、経済指標、テイラールールその他諸々
地政学的リスクのアップデート、米3年債の入札結果、経済指標、テイラールールその他諸々~こういうところから、一歩ずつ、アメリカの株式市場を見て行きましょうという事について述べています。

 

上記は、2024年4月10日に投稿しましたブログです。

 

この中で、この当時、下記のように述べております。

そもそも、ブラード氏(前セントルイス連銀総裁)は、現行の政策金利水準5.25%-5.5%は、テイラールールに基づく場合(3-4.5%)から見て、高すぎますね、とお考えのようですね。

ですから、FRBは、金利を引き下げる余地が十分にある。

で、やるなら早くした方が良いですね、というお考えのようですね。

僕を、ブラード氏と同じ土俵に乗せて語るつもりは毛頭ございませんが、僕も、同様の主旨の事を、このブログで述べてきたつもりでおります。

 

か~んた~ん(簡単)に、言葉で、中立金利が、約4.5%水準ですとか、約4.5%超水準ですとか、僕も仮定しますし、世間でも言われますが、約4.5%水準とか、約4.5%超水準、それ、高いですし、上方にぶれているという仮定になります。

もちろん、ウォラー理事やNY連銀のウィリアムズ総裁とは全く異なって、その反対、ダラス連銀のローガン総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁などが述べておられますようにパンデミック期から中立金利は切り上がっているはずだ、というロジック、それは承知致しております。

で、

そこから、見ても、”その高い仮定から見ても”、現行の政策金利の水準は高いでしょ。

高すぎませんか?高すぎますでしょ、と僕は思って来ているわけですね。

過去のブログをご覧になっていただけますと、一貫して、そう述べて参っております。

 

あとのロジックは、これまで、中立金利と政策金利でご説明してきました通り、2回ないし、場合によってはですが、3回の利下げは、ロジックから見て、正当化され得る、理にかない得ると思います。

いや、政策金利高いでしょうよ、、、、、(笑)。

中立金利の水準を断定することはできませんから、推測しながらの仮定のロジックなのですが、いずれにしましても、マーケットが期待しているのは、景気抑制的な政策が、景気抑制的な政策ではなくなって行くことへの期待ですね。

 

ダラス連銀のローガン総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁のロジックから考えても、FRBの政策は景気抑制的であると思います。

 

それを、両氏とは異なる見方、ほぼ反対の立場をとっているウォラー理事やNY連銀のウィリアムズ総裁のお立場から見れば、FRBの政策は、めっちゃ、景気抑制的であると思いません?

僕は、そう思います。

ですからね、前述の通り、僕は、FRBの政策は、抑制的ではないなどというロジックと組することはないのです。

 

抑制的、それに対する緩和期待ですね。

それを、マーケットに落とし込みますと、このブログで言うところの『華を謳歌する』という事ですね。

 

僕の目線、姿勢、スタンスに、これまでからなんの変更も変化もございません。

強気な姿勢、押し目は買い、という、姿勢、スタンス、目線を崩しておりません。

マーケットを、この目線から見ております。

 

お知らせ

できるだけ明日も投稿したと思っておりますのですが。

先週、今週は、通常とは異なる場所から投稿致しておりまして。

少々、個人的な所用の関係から、次回の投稿が、委員会(FOMC)終了後になる可能性がございます事、どうぞあらかじめ、お留め置きいただけましたら幸甚です。

どうぞよろしくお願い致します。

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

 

お知らせ

僕の背景、経歴につきましては、ノート寄稿のプロフィール、このブログのプロフィールのところに、ある程度、記してございます。

僕は、一定年数、一定期間、それらのことを職業として生きてきました。

職業ですから、お金をいただいて、僕から労働を提供し、そうして生きてきました。

職業として、投資に関する細かいこと、投資手法、その他諸々たくさん、その中にいた実務にたずさわる人間の一人として、日本に限らず、その職務に当たるべき場所で、それに従事し、それをその中で職業として行ってきました。

当然、自分自身が働いた会社との守秘義務などその他諸々の必要事項についても同意の上、締結してきました。

僕にとって、ノートを寄稿させていただきます事も、このブログを投稿させていただきます事も、職業とは異なります。

お読みになる皆さまからすれば、具体的投資手法ですとか、そのやり方ですとかに、ご関心、ご興味をお持ちの皆様もいらっしゃるのかもしれません。

このブログは、そういうご期待に応えることは全くできないブログです。

職業は職業でございますから。

僕にとりまして、僕の職業だった事と自分が書き物をするという事は、全く別、全く異なることでございます。

ノート寄稿やこのブログでは、マーケットの方向性に関して自分個人がどう考えるかや、かつての職業体験から、差しさわりのない範囲で、少し気づいたことや思う事、その時考える事について、全引用を用いさせていただくなどしながら、それを述べるにとどめさせていただいております。

書き手の自分からしますと、たとえば、読み手の方が、為替を見ている、株を見ている、その他いろいろ見ているんだけれど、アメリカ株式市場の方向性についてはどうなんだろう、とふと思い、ちょっと覗いてみようかという時に、ご参考程度にお読みいただけましたら幸甚です。

 

ノート寄稿やこのブログで、

具体的投資手法を開示するなどということは全くありません。

この点、どうぞ、あらかじめ、ご了承いただけましたら。

どうぞ宜しくお願い致します。

アウトライヤー2023ヤッホー

 

アウトライヤー2023・プロフィール

メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系企業東京支店法人部門に勤務。外資系企業勤務約24年、ニューヨーク、ロンドンなど、現地に足を運び、仕事してきました。メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社ではそれぞれ東京支店法人部門外国株式営業部長を務めました。駆け出しのころから米国ニューヨーク・マンハッタンにて・ウォール街当時全米第6位だった米投資銀行・証券会社で、2名のアメリカ人メンターから仕事の訓練を受け、以降、東京と、米ニューヨーク(ウォール街)、英ロンドン(シティ)、香港を頻繁に往復しながら、グローバル株式・金融業務に従事しました。メリルリンチ証券では、当時アジア地域で2名のみだったグローバル・エクイティ・コーディネーター(株式業務推進役)も務め、現地に足を運びました。2012年に外資系企業退職後、日本企業の顧問に就任。以来、海外事業に関し、CEO・最高経営責任者に対する顧問職を都合10年4か月務め、2022年の秋の終わり頃に退任しました。東京在住ですが、国内、東京以外の場所にも住まいがあり、最近往復しています。まあ、気長にのんびりやってます。よろしくお願い致します。

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